ボトムアップ理論
ハルも小学校5年生。
半年もしないうちに小学校最高学年になって
1年後には「ぼちぼち中学生じゃんね ! 」なんて時期になります。
ちいちゃくて、頼りなくて、手がかかるかわいいおちびでは
もうないんですね・・・。
教育の現場では最近「ボトムアップ」という考え方が主流なようです。
ボトムというのは下の部分、洋服で言えばズボンやスカートのことを言います。
「ボトムアップ」とはつまり「下から上へ」の考え方で、
組織の中で、個々の考えを話し合いによってまとめ、
全体に活かして行くやり方のことを指します。
逆は「トップダウン」。
組織のトップがすべての決定権を持っていて、
指示を出すことによって、組織を動かしていくやり方です。
ここ3、40年の教育の現場は、常に試行錯誤の繰り返しでした。
ただ詰め込み式に教えるだけでは考えることをしなくなってしまう。
それでは・・・と、考えられるように時間に余裕を持たせてみても、
ただ放置されるだけでは学力が下がるだけ・・・じゃあ、どうしたらいい ?
親にとっても子どもに接するとき「トップダウン」の方が多分、楽です。
「・・・しなさい。」「・・・・はダメ。」と、先回りして指示を出しておけば
失敗をすることも少ないでしょうし、手間もかからないでしょう。
ただし、「指示待ち」に慣れてしまうと子どもは考えなくなります。
指示してくれる人がいなければ動けない・・・
これではいつまでたっても子どもは自立できません。
ただし、「ボトムアップ」理論に基づいて「自分で考えなさい。」といきなり言っても、
小学生の子どもにそれだけの思考能力があるかと言えばあやしいもので、
日常に起こりうる様々な状況に合わせて考えられるようになるには、
やはりそれなりの訓練が必要なんだと思います。
「自立」とは、つまり自分の頭で考えて行動することですよね。
この自立に向けて、子ども自身が自分の頭で考えられるように、
周りの大人が上手くサポートする必要があるんじゃないでしょうか。
上手くサポートする、「どこまで手を出すか。」は難しいところです。
それぞれの子どもの性格によっても対応の仕方が違ってきますし
サポートする側の価値観にもよるんじゃないでしょうか。
複数の大人が関わることになれば、それぞれの価値観を
すりあわせることも必要になってくると思います。
準備も大変です。それにめんどくさいです・・・。
たぶん、なかなか自分の思うようにならなくて、
じれったくていらいらすると思います。
正しい方に進んでいるのかわからなくて悩むこともあると思います。
時間がかかって、簡単ではなくて・・・
教育ってそういうものなのかな・・・って思います。
でも、関わる大人が真剣に悩んだ分、
いい形で現れてくるものだって信じたいですね。
子どもだって、一見分かってないようで
実はちゃんと感じてくれてるんじゃないかな・・・。